第三話 日々その一
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であった。
「お兄ちゃんに出してもらおうなんて考えていないわ」
「そうか」
「そうよ。それで頼もうかしらって思ったけれど」
「いいんだな」
「ええ、別にね」
今度ははっきりと答えた未久だった。
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