第十八話 力天その五
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」
このことも兄に尋ねてきた。相変わらず苺ケーキを食べながら。今度はケーキの上にあるクリームをフォークですくってそのうえで口の中に入れてきた。その穏やかであるがほんのりと口の中を支配するミルクの甘さが彼女の口の中を支配していた。
「どちらも」
「ああ。どちらもな」
彼もそれは認める。相変わらず素振りを続けながら。
「それは好きだ」
「じゃあ問題ないわよね」
未久はまた言った。
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