第十七話 棺桶その二十一
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をつける」
「だが貴様は私に勝てるのか?」
ストーンカはまた突撃の姿勢を店ながら彼に問うてきた。
「そろそろ体力が限界ではないのか?既に」
「だとしたらどうだというのだ?」
「私の勝ちだ」
魔物の声はもう勝利を見ているものだった。
「間も無くな。今度で決めてやろう」
「くっ・・・・・・」
最早動きのキレは落ちていた。これまでの様な動きはできない。ならばそれだけで彼の運命は決まる。何故なら今までですら紙一重でかわしていたからだ。
そうしてこちらからの攻撃は効かない。最早手詰まりと言ってもいい状況であった。しかしだった。彼はここでふと思いついたのだった。
「どの様な魔物でもだ」
ストーンカを見つつ述べる。
「その身体で弱点はある。そして」
続いて思いついたことは。
「風は切るだけではない」
このことだった。
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