第十七話 棺桶その十七
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うだな。幻術もあったな」
マンティコアはその死神を見上げながら応えた。
「貴様には」
「それも知っているな」
「無論だ。もっと言えば今思い出した」
見上げるその目は変わっていない。やはり殺意に満ちたものである。
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