第十七話 棺桶その十五
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こう言うのだった。
「既にな」
「面白い。ではそれは誰だ?」
「出て来るのだ」
紳士は牧村を見据えたまま言葉を出した。その間その牧村の横にいる死神は見てはいない。いるのはわかっているがそれでも今は見ていないのだった。
「今ここにな」
「わかりました、ヴァンパイア様」
その言葉と共にであった。彼の影から漆黒の雄牛が出て来た。赤い目をした普通の雄牛よりは優に一回り以上も大きい、そんな雄牛であった。
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