暁 〜小説投稿サイト〜
髑髏天使
第十七話 棺桶その十五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
 こう言うのだった。
「既にな」
「面白い。ではそれは誰だ?」
「出て来るのだ」
 紳士は牧村を見据えたまま言葉を出した。その間その牧村の横にいる死神は見てはいない。いるのはわかっているがそれでも今は見ていないのだった。
「今ここにな」
「わかりました、ヴァンパイア様」
 その言葉と共にであった。彼の影から漆黒の雄牛が出て来た。赤い目をした普通の雄牛よりは優に一回り以上も大きい、そんな雄牛であった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ