第十七話 棺桶その一
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話を聞けば如何にも毒のある感じだな」
青年はそれを聞いてまた蛙を見つつ述べた。
「その蛸と同じでな」
「全くだ。そうとしか見えない」
男も言う。
「この柄はな」
「所謂警戒色ってやつ?」
子供は今度はその蛙達を見つつ話すのだった。
「こういう色ってやっぱり」
「毒があるぞってわざわざ教えてくれるのね」
女も言った。
「親切って言えば親切ね」
「ですから人間はこういった生き物には近寄りません」
老人もまた言う。
「他の動物達もです」
「そうだね。それがいいよ」
子供は彼の言葉を聞いて頷いた。
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