暁 〜小説投稿サイト〜
髑髏天使
第十六話 青年その十五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
そうよ」
 若奈はまた言った。
「女の子の世界はね」
「厄介な世界みたいだな」
「別にそうでもないのよ」
 厄介かというとそうではないというのだった。
「これがね。住んでみると楽しい世界だから」
「そういうものなのか」
「まあ男世界の住人にはわからない話よ」
 くすりと楽しそうに笑って出した言葉であった。
「じゃあとにかく。アイスクリーム食べて」
「言われなくても食べる。それじゃあな」
「ええ。後でね」
 兄と妹は玄関で別れた。そうして牧村はアイスクリームを食べ若奈は着替えに向かうのだった。それが終わってからサイドカーでその着替えた妹を塾に送るのだった。


第十六話   完


                2009・4・27
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ