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髑髏天使
第十五話 子供その十六
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を突入させ離し、また突入させることを繰り返しながら魔物の陣を混乱させそのうえで両手の剣から鎌ィ足を放ち彼等を倒している。そして死神は分身の術でそれぞれの分かれ魔物達を斬っていっている。その個々の強さもそのままであり魔物達の適う相手ではなかった。
 彼等のその強さの前に頭だけの魔物達は次第に数を減らしていき。遂には一人残らず炎となり消え去ってしまったのであった。
「これで終わりだな」
「そうだな」
 闘いを終えた髑髏天使は己の側にサイドカーを止めさせた。死神は一人に戻っていた。そのうえでお互いに闘いが終わったことを確認するのだった。
 しかしその二人の前に。あの子供が姿を現わした。夜の道の左右の街灯や信号の灯りを背にそこに立っている。灯りが後光になりその顔は影になっているが何処となく笑っているのがわかった。
「やっぱりね。二人だと簡単だったみたいだね」
「貴様か」
 髑髏天使はその子供の声を聞いてにこりともせず言葉を返した。
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