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髑髏天使
第十五話 子供その一
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「能天使になった髑髏天使は半分程度のようじゃがな」
「半分か」
「やはり物凄い速さじゃ」
 また速さについて言及したのだった。
「これはな」
「しかし。能天使になったのは半分程度か」 
 牧村はこのことについて言及したのだった。
「少ないな」
「それより上の力天使になるともっと少ない」
 博士は述べた。
「上級の三ランクじゃが」
「それはどうなのだ?」
「なった者は僅かじゃ」
 博士の声が深いものになった。
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