第十四話 能天その十四
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のだった。しかしそれでもだった。
「だが。効果はあったな」
「まさかそのようにして防がれるとは」
「炎もただ攻める為だけのものではないな」
彼自身も今わかったことであった。
「こうして。守りにも使える」
「どうやら。しかしそれは」
「俺だけではないというのだな?」
「そうです。いえ、攻撃は最大の防御」
狸力は炎の壁が消えまた己の前にその姿を見せてきた髑髏天使に対して話した。
「ですから。私は」
「また来るというのだな」
「貴方の炎は使われる度にそれなりの力を消費されるようですね」
その通りだった。やはり無尽蔵に使えるわけではない。炎を使えばそれだけで気力を消耗する。それがそのまま戦いにも影響する。無尽蔵では決してないのだ。
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