第十四話 能天その十二
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そこは滝そのものであり水が勢いよく流れ出ている。監視の建物はその側にありそれも白いコンクリート製だった。前と後ろは山である。アスファルトの道がある以外は全て木々だ。その緑と茶以外は何もない世界の中にダムの白と水の青がある。そうした場所だった。
その世界の中に老人は一人いた。背筋は伸びており品のいい黒いスーツに身を包んでいる。彼はサイドカーが前に来ても全く動くことがなかった。
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