第十三話 衝突その十一
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いか?」
「いや、構わん」
うわんもまたそれをよしとしたのだった。
「むしろこちらとしては実に有り難い」
「有り難い?」
「俺はうわんだ」
今度は己から名乗ってきた。
「うわんの本来の住処はこうした廃寺だ」
「ではここは貴様の家か」
「それは違うがな。気に入った場所ではあるがな」
それでもそうではないというのだった。
「それはな。違う」
「そうか。だがここは気に入っているのだな」
「如何にも」
そのまま牧村の言葉に答えた。
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