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髑髏天使
第十三話 衝突その九
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然若いんだって。だからさ」
「僕達普通に数百年生きてるから」
「わしなんぞもうすぐ千年じゃぞ」
「わしもじゃ」
 子泣き爺と砂かけ婆が笑いながら言ってきた。
「それを考えれば百歳なぞ」
「赤子赤子」
「では俺は赤子にもなっていないな」
 牧村は彼等の話からそのことを察したのだった。
「そうなると」
「まあそうだよね」
「二十なんて僕達の間じゃ生まれたばかりどころじゃないからね」
「それはね」
 妖怪達も彼のその言葉に対して告げる。
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