第十三話 衝突その三
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ろしているその風変わりどころではない研究室で彼の話を聞くのであった。
「ふむ。死神とか」
「手強い相手だった」
牧村は率直に死神について述べた。今は部屋の壁に背をもたれかけさせつつ左手をズボンのポケットに入れ右手にコーヒーカップを持ちその姿でコーヒーを飲んでいる。
「身体を分けることができれば宙に浮かぶこともできる」
「そして氷を操るか」
「それだけではないようだがな」
死神の言葉を思い出しながら述べた。
「どうやらな」
「ふむ。文献にある以上じゃな」
博士は牧村の話をそこまで聞いたうえで考える目を見せて言ってきた。
「どうやらな」
「それ以上か」
「左様。確かに身体を分けることはここにある」
今度もまたやたらと古い文献だった。見れば普通の紙ではない。
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