第九話 氷神その十
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糸かわかるな」
「蜘蛛の糸の目的は一つしかない」
髑髏天使は構えを取りつつマニトーに対して告げる。その間にも横目でその周囲に漂っている糸を見ていた。何時何が起こってもいいように。
「相手を捕らえるものだ」
「その通りだ」
マニトーも髑髏天使のその言葉に対して頷いた。
「そしてその相手とは」
「一人しかいない。俺だな」
「そういうことだ。覚悟はいいな」
「生憎だが覚悟はしていない」
「ほう」
「闘う覚悟はしている」
その覚悟は、というわけだった。だが彼はそれで言葉を終わらせはしなかった。
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