第八話 芳香その十六
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ラウネは牧村の言葉を聞いて笑う。妖艶な、それでいて凄みのある笑みであった。
「これから死ぬというのにそれでもだなんて」
「死ぬのは俺の予定には入っていない」
しかし髑髏天使も負けずにこう言葉を返す。
「だが別の予定は入っている」
「それは何かしら」
「貴様を倒すことだ」
アルラウネを見上げながらの言葉であった。
「貴様をな。それは入っている」
「噂通りの自信家ね」
アルラウネはその言葉を聞いても表情を変えることなくこう述べるだけであった。
「どうにもこうにも」
「自信ではない」
牧村はアルラウネに対して厳然と言い放った。
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