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ロボスの娘で行ってみよう!
(偽)最終回 リーファよ永遠に
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いる最中、ヤン先輩が不注意にも廊下から顔を出した瞬間、ヤン先輩に生き残りの狂信者のブラスターが発射される瞬間に体が動いていたのです。

「ヤン先輩!!危ない!!」
「リーファー!!」
咄嗟にヤン先輩を突き飛ばしながら、私はヤン先輩を狙う地球教の狂信者?からの攻撃を浴びながらもブラスターで撃ち倒した。



そうだ、私は撃たれたんだ。思い出した随分長い走馬燈だったな、耳元では皆の声が聞こえる。

抱きかかえられながら、心臓の鼓動と共に血が噴き出すのが判るほどだ。

「リーファ確りしろ!」
「リーファさん!」
「リーファ!」

「あんたはこんな事でくたばる人間じゃない!」
「義姉さん!」

混沌とする意識の中で、最後の力を振り絞って喋り始める。

「ヤン提督」
「リーファ喋るんじゃない!」
「言わせて下さい」

「しかし」
「ヤン提督、この襲撃は地球教徒だけじゃありません、オーベルシュタインに気を付けて」
「リーファそれは?」

「襲撃者の目が狂信者の目ではなく、殺し屋の目」
「判った、もう喋るんじゃない」
「ダスティー、子供達の事宜しくね、良いお母さんじゃなかったけど、愛してるって伝えて」

「馬鹿言うな、お前が伝えるんだ!」
「カリン、ユリアンと宜しくヤルのよ」
「義姉さん!」

「私はこの世に居ないはずの人間だった。ラインハルトを倒し同盟を生き残らせるために、神が使わした使徒だった。ラインハルトを倒すことは出来なかったけど、みんなが無事で良かった。そしてみんなに会えて本当に良かった。此処で散る私だけど、幸せだった。ありがとう・・・・・・」

その瞬間私の意識も命の灯火も永遠の闇の彼方へ旅立って行った。

「リーファ!!」
「リーファ!!」
「リーファさん!!」
「提督!!」
「義姉さん!!」
「大将!!」
「おい!リーファ嘘だろう、又ぞろ冗談で目を開けるんだろう。なあそうだろう!!」
「斯くして、麒麟は時の彼方へ旅立つか」

「気を付け、ロボス大将閣下に敬礼」
「リーファ、君のために必ず和平を成功させるよ」


  



ハッと目が覚めた。見たこともない白い天井だ。此処は何処だろ?
腕には点滴が刺さって居るところを見ると病院らしいが、助かったのだろうか?
そうなると随分と恥ずかしい嘘を並べたから、辻褄あわせが大変だな。まあ出血多量による意識の朦朧で済ませばいいか。

ガチャッと言う音共に看護師2人が部屋に入ってきた。
「渡邉さん、お加減は如何かしらね」
「話しかけても、意識不明の重体患者だもん、答えなんか返ってこないって」

「渡邉?私はアッテンボローだけど?」
私の問いかけに、看護師がギョッとした顔をみせた。
「先輩、
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