最終話 日常その一
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髑髏天使
最終話 日常
牧村は大学の教室でだ。友人達と話していた。
小さな教室だ。それぞれの机と椅子がある。そのうちの一つに座ってだ。周りにいる友人達と話をしていた。その話は何かというとだ。
「AKB48な」
「最近特にいいよな」
「そうだよな」
こうだ。友人達はそれぞれ話すのだった。
「俺はやっぱり大島優子がいいな」
「俺は渡辺麻衣だな」
「高橋みなみだな」
彼等はそれぞれの贔屓の女の子を話に出す。
「あの小柄な感じがいいよな」
「大島優子ってそんなに小さいか?」
「小さかったか?」
「ああ、一五二なんだよ」
大島優子の背はそれ位だ。確かに大きな方ではない。
「あまりそうは見えないだろ」
「何かあまり小さく見えないよな」
「AKBで一緒にいるとな」
「そんなにな」
「けれど実際にな。一五二位なんだよ」
データにある背はだ。確かにそうなっていた。
「AKB自体がそんなに大きな娘いないしな」
「だよな。皆あまりな」
「背は高くないよな」
「篠田だけか?」
篠田麻里子のことだ。AKBでは最年長でもある。
「あの娘で一六八だよな」
「あの中で一番大きいよな」
「どう見たって他の娘はかなり小さいよな」
「本当にな」
こう話していく。そしてだった。
その中でだ。牧村もだ。こう話すのだった。
「一五二か」
「ああ、小柄だろ」
「やっぱり小さいよな」
「テレビじゃあまりそうは見えないけれどな」
「俺が大島優子さんの隣に来ると」
どうなのか。彼は自分のことも考えて話す。
「そのつむじが見えそうだな」
「御前背高いからな」
「普通にそうなりそうだな」
「三十センチ近く離れてるしな」
それならばだというのだった。確かにそうなりかねなかった。
そうした話をしてだった。休み時間を過ごしていく。その中でだ。
彼等は今度はだ。こんな話をした。やはりAKBの話だ。
「選挙もな。楽しみだな」
「一体誰がトップになるか」
「大島優子ちゃんじゃないのか?」
また彼女の名前が出る。
「前田敦子ちゃんもいいけれどな」
「大島優子ちゃんやっぱり強いからな」
「スタイルもいいしな」
小柄でもだ。スタイルがいいのが彼女なのだ。
「スター性はかなりだしな」
「前田敦子ちゃんも好きだけれどな」
「けれどやっぱりな」
「いいよな」
「俺はだ」
牧村もその選挙について話した。
「既に投票したが」
「ああ、誰に票入れたんだ?」
「どうしたんだ?」
「峰岸みなみさんだ」
彼女にしたというのだ。
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