“紅蓮の殲滅鬼”
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いと思いますが?」
「多分、真紅狼はそんなことしないわよ〜。いや、護ってくれるとは思うけどね、それじゃあ、真紅狼と釣り合わないじゃない? 私も強くなってこそ、真紅狼は護ってくれると思うわ〜。私達が倒せない相手には真紅狼が相手になって、私は真紅狼の戦いに邪魔する連中を狩る」
多分、真紅狼はそう願ってる。
私も強くなることで、真紅狼はよりいっそう私を護ってくれる。
だからこそ、もっと強くなりたい。
「お互い信じあってますね」
「心が通じてるもの〜♪ あ、放課後、エリザベス、ちょっと付き合ってくれない?」
「まぁ、いいでしょう」
そうして私達は教室に戻り、残りの授業を受けた。
〜アーネットside out〜
〜真紅狼side〜
気が付くと、外では女子生徒達の声が聞こえていた。
もう授業終わったのか。
なら、そろそろ来るかな。
俺は、出来た指輪とアクセサリーを箱に収めて、紅茶の用意をした。
すると、戸を叩く音が聞こえた。
トントン・・・
「どうぞ〜」
『真紅狼〜、ちょっと手伝って〜』
アーネットは入ってこず、ドアの前で返事していた。
俺は、ドアを開けると目の前には服やら化粧品がたくさんあった。
「今日から真紅狼の家に住むことにしたから〜、末長くよろしく♪」
「おう。アーネットの部屋は入って二番目のドアだ。そこにはもう鏡とか引き出しとか用意してあるから」
「真紅狼〜、準備早〜い!」
「引っ越すつもりでここに来るのは読めてたからな。前もって準備していたんだよ。しかし、こんなにたくさん一人で持てるわけない…………エリザベスに手伝ってもらったな?」
「そうよ〜」
「まぁ、エリザベスも上がってけ、紅茶、飲んでけよ」
「有難う………ございます」
エリザベスは疲れながらも、返事をした。
本当に済まないな。
「取り敢えず、紅茶淹れたから」
「「いただきます」」
どんな時でもエリザベスは優雅に飲んでいた。
ある意味、スゲェなコイツ。
あ、エリザベスにも手伝ってくれたお礼に渡しておくか、夢中になって四つぐらい作っちまったんだよね。
「さて、アーネット。渡したいモノなんだが、先ずはこれだ。エリザベスにも手伝ってくれたのであげるよ」
二人に渡したのは、ダイアモンドの彫刻で狼の彫刻だが眼の部分をコバルトにしてある。
「これ、真紅狼が彫ったの!?」
「趣味の一環だよ。暇なときは彫ってるよ」
「有難うございます。大切にします」
「そんなに大切に持たなくても、いいんだが。アクセサリーだしな。アーネットには、もう一つだ。これも俺が創ったんだが、結婚指輪だな」
「真紅狼、はめてくれる////?」
「わかった」
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