“紅蓮の殲滅鬼”
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ネット。先に浴びていいぞ」
「有難う、真紅狼」
「いえいえ」
俺は、後片付けをしながら朝食の準備をした。
7分後・・・
「真紅狼、いいわよ」
「おう。テーブルの上に珈琲と紅茶、どちらも淹れてあるから、好きな方を飲んでくれ。バスケットの中にパンがあるから食っててもいいぞ」
ちょっと待ってね!!
ふぃ〜、さっぱりした。
俺も汗を流し、着替え終わった後、テーブルで珈琲を飲んでいた。
「一度、寮に帰るわ」
「分かった。気をつけろよ」
「分かってるわよ〜。それと、着替えの半分を放課後、こっちに持ってくるわ」
「分かった。…………ほれ、鍵」
「これ、ここの合鍵?」
「そ。アーネットなら、勝手に入っても構わないぞ。むしろ、もうここで一緒に暮らすか?」
「ええ!??!」
「冗談だよ、冗談d………「そうしようかな」………え?」
冗談で言ったんだが………えと、マジですか?
本気で悩むアーネット。
そこまで悩むモノなの!?
「放課後までには、考えを出しておくわ」
そう言って、アーネットは寮に戻っていった。
………冗談のつもりだったんだがなぁ。
まさか、こうなるとは………。
朝食の片付けをした後、俺は学園に向かった。
〜真紅狼side out〜
〜源吾side〜
今、私は真紅狼と戦ったパンドラ達の状態を見ていた。
一人は、首の骨を捻じ切られていて、死亡が確認された。
後の二人は、肌が所々焼け焦げていたが、それ以外で外見の傷と言えば、全身に刀傷が残っているだけで、リカバリーセンターに行けば治るが、未だに体の痺れが取れていないことだった。
問題は、他の六人だった。
「こんな事例、私は初めてだ。斬られた右腕と左足が治療してもくっつかないなんて………」
斬った本人に聞くしかないか。
私はウェストゼネティックスに連絡して、蒼騎くんを呼んでもらう事にした。
〜源吾side out〜
〜真紅狼side〜
学園に着くや否や校長に呼ばれた。
「蒼騎です」
「どうぞ、中に入ってきてください」
「失礼します。校長、要件とは?」
「………アオイ博士、彼が来ました」
校長が源吾の名前を呼ぶと、モニターが浮かび源吾の顔が映った。
「おや、源吾。どうしたよ?」
『先日ぶりだな、蒼騎くん』
「おう。そうだな、で、どうしたよ?」
『キミの元に向かったシュバリエのパンドラ10人の内、六人の右腕と左足を斬ったのを覚えているかね?』
「ああ。なるほど、その要件か。どうやっても腕と足が繋がらないんだろう?」
『ああ。キミは一体何をした?』
「俺の特殊な魔眼により、斬られたモノは二度と元に戻るこ
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