さぁ、殺し合おう
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あ。こんな化物でもいいなら」
「真紅狼は………化物じゃない。私が……愛した男よ」
そしてお互い、口を近づけて唇にキスをした。
これを遠くから見ている女子共はキャーキャー遠くから騒いでいるが、そんなことはどうでもいい。
俺は一刻でも早くアーネットに傷を負わせた屑を殺したかった。
だが、今だけはアーネットとのキスを出来るだけ長く味わった。
「ふふ………っ///」
「俺のコートを着ていろ。今すぐ、お前の綺麗な肌を傷つけた屑の首を捻じ切ってやるから」
「うん………///」
俺は一度目を閉じた。
再び目を開け、直死の魔眼を解放した。
解放と同時に俺の髪も“黒”から“蒼”に染まっていった。
「俺の女によくも傷を付けてくれたな」
「大事な女を護れなかった自分を恨め」
「ああ。今でも恨んでるよ。だからこそ――――――――一瞬で殺してやる」
「大きく出たな! 殺せるものなら殺して見せろ!!」
キュッン!!
屑はトリプル・アクセルで消えた。
「お前の考えなど読んでいる。お前は俺ではなく…………」
シュンッ!!
「………アーネットを狙うだろうからな」
ガキィン!!
「なに!?」
「貴様の顔を見るのも、ウザくなって来た。ここで終わりだ」
「なんだと?」
「―――“七夜”の秘奥………躱せるか?」
俺は『七ツ夜』を天に掲げ、腕を撓らせる様におもいっきり投げ飛ばす。
――極死――
シュッ!
「何を言って…………「キンッ!」………くっ!………「ガシッ!」……なっ!?」
――七夜――
ゴリンッ!!!
どこかの骨が、捻じ切れるような音がした。
遠くから見ている野次馬共は目を逸らしている。
「救われないな、オレも………オマエも………」
捻じ切った首をその場に捨て、かろうじて生き残っている連中の元に行った。
「さて、アンタ等も罰を受けてもらおう」
「よ、よせ………!」
「恨むなら、この命令を下した馬鹿を恨め」
ザシュ×6
「「「腕があぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
「「「あ、足があぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
俺は容赦なく直死の魔眼にて肩からバッサリと右腕、左足の“死の線”をなぞって斬った。
これで二度と右腕と左足が胴体に繋がることは無く、どんなに腕と足をくっつけようが繋がることすらできない身体にしてやった。
だが、効果は教えない。
俺の数少ない良心で後に知った方が、嬉しいと思うから。
「後一つ、俺に討伐命令を出した男は見当がついてるから伝言しとけ。『遺言を済ましておけ』と、そう伝えとけ」
俺は連中にはすでに
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