突然の帰宅
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もう付き合っちまうか?」
「将来はそうしたいわね……………………………え?」
今、後ろから凄く聞き覚えのある声が聞こえる。
エリザベスも固まっていた。
でも、後ろは窓しかない…………しかもここは三階。
出来れば、本人じゃない事を祈りたい。
本人だったら恥ずかしくて、しょうがない。
私とエリザベスは同時に後ろを見てみると、窓のサッシ部分を掴みながらぶら下がった真紅狼が居た。
「ハロー、お二人さん。元気だった?」
「「なにやってんの/なにやってんですか!??」」
「え、何って、ぶら下がってんだけど?」
「そう言う事じゃなくて、いつから居たの!?」
「アーネットがエリザベスにバレたところから」
「つまり、最初から居たんですね? でも、それなら分かる筈なのに………」
「気配消してたから、気付かなかったんじゃねぇの? しかし、アーネットがそう思っているとは思わなかった」
「うぅ////」
聞かれた。
本人に聞かれた。
顔が真っ赤になってるに違いない。
恥ずかしくて死にそう////
「で、どうする? 付き合うか?」
「真紅狼は私とでもいいの?」
「むしろ、俺が聞きたいセリフだな。本当に俺でいいのか? アーネットには喋っていない真実とかがあるがそれでもいいのか?」
「いずれは喋ってくれるんでしょ〜?」
「話すさ。俺みたいな奴を好きになってくれたんだ、ちゃんと話す」
「なら、いいわ/// それに真紅狼。私、粘着性が高いからね、どんな真実を話されても、真紅狼から離れないわよ〜」
「そうかい」
「これからもよろしく〜、真紅狼♪」
「ああ。よろしく頼む、アーネット」
今まで黙ってたエリザベスがいきなり口を開いた。
「ところで、真紅狼さん。シュバリエ総本部近くで、ノヴァクラッシュがあったようですが、誰が討伐したんですか?」
「その話、もう広まってんのかよ!?」
「ええ。全ゼネティックスでは、持ち切りの話題ですよ?」
真紅狼は何故か、頭を抱えていた。
「なんで、真紅狼が頭を抱えてんの〜?」
「あー、うん。まぁ、ね」
歯切れが悪い。
まさか…………
「もしかして…………真紅狼がやったの?」
「………ノヴァってのがどんなモノなのか、試しに戦ってみたんだが、あんな風になるなんて知らなかったんだよ」
「その映像とかないんですか?」
「あー、見てびっくり、聞いてびっくり映像だから無理じゃね? あんなの俺にしか出来ない芸当だからな」
「何をやったのよ?」
「………まあ、色々と」
それ以上、真紅狼は答えなかった。
そこから真紅狼は、シュバリエで合った事を私達に話してくれた。
一番驚いたのは、軍の階級を貰ったことと自由行動
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