アオイ=源吾・・・そして、突然のノヴァ襲来!!
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提供しろと?」
「私はそんなことは言わないよ。…………他の研究者は分からないがな」
まぁ、俺の血を使って作られた兵器なんか作った瞬間、その研究機関に牙を剥くけどな。
乖離剣 エアで削り取ってやる。
「私が聞きたいのは、この世界に来た理由だよ。シスターマーガレットから聞いた情報だとキミは“鬼”だと聞いたがそれは本当かね?」
「ああ。鬼だよ。人では死ぬであろう致命傷を受けてもすぐに治るぜ?」
「末恐ろしいね。その力が我々に向かない事を祈りたいモノだ」
「安心しな。俺の“信念”を穢さない限り、お前らは安全だが、穢した瞬間、穢した奴だけ絶望を抱かせながら殺すつもりだ。はっきり言っておけば、お前らが掲げる“正義”や“規則”が俺に通じると思うなよ? なんせ俺は――――――――化物だからな」
顔を嗤いながら言うと、アオイ=源吾は若干息を飲む。
さすがにプレッシャーを与え過ぎたか?
「ま、普段の俺はのんびりしてるから余程の事がない限り、キレねぇよ。普通に接してくれればいいさ」
「そう言ってもらえると有難い。蒼騎くん」
「アオイ=源吾、長いから、“源吾”って呼んでいいか?」
「あ、ああ。構わないよ」
「さて、暗い話もここまでにしようか。いつまでもこんな話してたらストレスが溜まる」
「それもそうだな。蒼騎くん、キミは今どこに住んでいるんだ?」
「ウェストゼネティックスで特別待遇者として住ませてもらってるが?」
「なら、私の権限でキミに階級を与えておこう」
「“階級”? なんだ、ここは軍とかそんな組織だったのか?」
「気付いていなかったのかね? ゼネティックスは一種の軍隊だよ。人類の敵…………異次元体“ノヴァ”と戦う為の組織だよ」
「全然知らんかった」
「それに加えて、キミが自由行動できるようにもしておこう」
「いいのか? そんなことしてよ?」
「蒼騎くんがパンドラと共に“ノヴァ”を倒してくれるならね」
「それなら大丈夫だ。俺の目的の一つでもあるからな」
「なら、交渉は成立だ」
「………どうも。たまにまた来るかもな。源吾、アンタとは話が合うよ」
「奇遇だな。私もそう思っていたよ」
俺は右手を差し出した。
すると、源吾もまた右手を出し力強く握手した時、突然サイレンが鳴った。
ウウウウウウウゥゥゥゥゥ!!!!
「なんだ? このサイレン?」
「馬鹿な! ココに現れただと!!?」
「おーい、何が現れたんだよ?」
「私達、人類の敵が現れたんだよ…………」
「つーことは…………」
「そう―――――――――――“ノヴァ”だ」
俺はそう聞いた時、俺はようやくかと思ってしまった。
この世界に来てからこの世界の“敵”とやらを見ていなかったのだ。
その為、身体の
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