アオイ=源吾・・・そして、突然のノヴァ襲来!!
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見えない細さで展開した。
俺はバレないように、敵の位置をゆっくりと探り始める。
三分後、職員らしき人物が出てきた。
「………ウェストゼネティックスのシフォン=フェアチャイルドとその特別待遇者の蒼騎 真紅狼だな? それぞれ向かう場所が違う為、シフォンは私に着いて来い。蒼騎はイ=スナに着いていけ」
「「はい/ウィ」」
シフォンの方が先に動いたが、監視者たちは全く動いていない。
俺が監視対象か。
まぁいい。すでに居場所は把握したし、捕えようと思えばすぐに出来るし。
「では、蒼騎。私に着いてきなさい」
歩きながら聞くことにした。
「質問いいですか?」
「……………………」
「無視かよ」
イ=スナと呼ばれた女性の後をついていくと、扉の前で止まった。
あ、なんかデジャヴを感じる。
「失礼します」
部屋の中に入っていくと、一人の男性が座って待っていた。
「ようこそ、シュバリエへ。私は、“総司令部 ノヴァ専任顧問”のアオイ=源吾という」
「どうも。俺は蒼騎 真紅狼だ」
俺は移動しながら、アオイ=源吾の元に行って握手する。
その際、右手で位置把握している監視者達の鋼糸を左手に受け継ぎ、右手のみ展開を解いた。
一人部屋にしては馬鹿でかい空間だった。
ホテルのロイヤルスウィート並みにデカかった。
「どうぞ、座ってください」
「んじゃま、失礼します。ああ、ところでアオイ=源吾。この監視者どもを引っ込ませてもらえませんかねぇ?」
そう言って、鋼糸を首に巻き付けてこの場に引っ張る。
そんなに力を込めなければ、首を切る必要はないので結構便利である。
ドスンッ!
『ぐっ!!』
「…………いつから気が付いていた?」
「俺とシフォンがヘリから降りてからすぐに気が付いた。気配はちゃんと消せていたが、殺気がダダ漏れだぞ? もう少し鍛錬をさせていくことをオススメするよ」
「ところで、彼女たちをどうやってここまで引っ張ってきた?」
「言うと思うか? もう、解いてあるからさっさと引っ込め」
「………すまんが彼の言う通りにしてくれ」
「一人ぐらいはこの部屋に着いててもいいけど?」
「では、スナ君。頼む」
「分かりました、博士」
こちらを睨みながら出ていく、監視者の方々たち。
「さて、何故、俺なんかに会いたいんだ?」
「キミの存在は私達にとってとても不確定要素なんだ。しかも、男性なのにパンドラを圧倒する力を持つなんて、誰でも興味が湧くのが必然だろう? ただでさえ、今は“ノヴァ”という人類の敵が出て来ているんだ、少しでも対抗策は多いことに越したことはない」
「まぁ、正論だな。で、俺に血でも
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