第69話 いざ冀州へ 前編
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太史慈を「営軍督」
満寵を「門下督」
夏候蘭を「刺姦督」
<<司馬懿組>>
司馬懿を「別駕従事」
司馬孚を「功曹従事」のまま据え置き
楽進を「主簿」のまま据え置き
李典を「功曹従事仮左」のまま据え置き
于禁「省事記室」のまま据え置き
榮菜には「従事中郎」の官職を与え私の家臣として、美羽と一緒に南陽郡に言ってもらうことになっています。
初め彼女にこの話を持ち込んだら渋い顔をされましたが、私が頭を下げて誠心誠意頼んだら快く聞いてくれました。
彼女には荊州で紀霊、文聘、諸葛玄の三人を最優先で士官させ、他にも有能な人材がいれば、美羽の家臣として取り込むように言っています。
それが、終わり次第、彼女は私の元に戻って来る手筈になっています。
念のため彼女には士官をさせてはいけない者のブラックリストを渡しています。
七乃に美羽を任せるのは心配だったので、渚を「丞」にするように美羽に言い、美羽の補佐を彼女に頼むことにしました。
そのことを知った七乃から抗議を受けましたが、美羽専属の侍女をしてくれないかと言うと借りてきた猫のように静かになりました。
亜莎、明命は当初の予定通り、美羽に同行してもらいます。
彼女達は美羽と年が近いこともあり、渚を先生にして勉強に武道に励んでいます。
美羽も友達がいれば、私の目が届かなくても暗愚になる心配はないでしょう。
「兄様――――――!はぁ、はぁ・・・・・・」
「美羽様、急ぎ過ぎです。怪我したらどうするんです」
「美羽様、もう少しゆっくり走って下さい」
美羽、明命、亜莎が私の所に駆け足で走って来ました。
「美羽、そんなに急いでどうしたんだ」
「兄様をお見送りに来ました」
美羽は太陽のような笑顔で私に笑いかけました。
「美羽、ありがとう。明命、亜莎も美羽につき合わせてしまって済まないな」
美羽の頭を撫でながら、明命と亜莎に言いました。
「正宗様、お気になさらないで下さい」
「はい、いつものことですので」
二人とも笑顔で言いました。
美羽と二人の関係は良好なようですね。
「・・・・・・しかし、美羽を見送ることができないのは残念だ。私が出征中に美羽が大守として南陽郡に向かうなんて・・・・・・」
私は寂しさを堪えきれず美羽の頭を撫でました。
「兄様、しばらく会えないのはさみしいのじゃ。でも、妾も兄様のように頑張るから、いつか南陽郡に来て欲しいのじゃ」
美羽は涙を貯めて必至に、私に笑いかけようとしていました。
「美羽、泣きたいときに泣いていいんだ。私もこの戦が終われば、南陽に遊びに行くからそれま
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