暁 〜小説投稿サイト〜
髑髏天使
第五十五話 魔水その二十二
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
妹に問うのである。
「何をしている」
「何をって。帰るところよ」
「学校からか」
「部活も終わったしね」
 丁度だ。そうした時間だというのである。
「今からね」
「わかった。それならだ」
「迎えに来てくれるの?」
「そうしていいか」
 携帯の向こうの妹にこう問うのである。
「今からだ。いいか」
「うん、いいよ」
 返答はだ。明るいものだった。
「有り難うね」
「有り難うか」
「うん、迎えに来てくれるからね」 
 それでだというのだ。礼を述べるのだった。
 そしてその話の後だ。牧村は電話を切った。そしてそのうえでだった。
 あのサイドカーに乗り妹を迎えに行く。そうしたのであった。


第五十五話   完


               2011・3・21
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ