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髑髏天使
第五十二話 死風その九
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「千でも駄目ならどうする」
「万だ」
 それだけ多くの攻撃を浴びせてみせるというのである。
「そうするまでだ」
「数だけだな」
「確かにそれだけだ」
 死神もそれは認めてみせる。
「しかし数はだ」
「何だというのだ、その数は」
「力だ」
 一言でだ。言ってみせたのであった。
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