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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十話 真の自由
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は俺がコスモ=ノヴァを撃つ」
「はい」
「おめえはそこで縮退砲を撃つんだ。それならいけるぜ」
「成程、同時攻撃ですか」
「これならあの化け物でも一撃でくたばるだろう。それでどうだ」
「面白いですね。やってみますか」
 シュウはそれに頷いた。そして銀色のマシンと青いマシンが同時に動きはじめた。
「何をしようと無駄なこと」
 ヴォルクルスはそれを見て言った。
「我を倒せはせぬ」
「何か同じことばかり言ってるな」
「実はあまり知能は高くはないのです」
「そうなのか」
「単なる悪霊の集合体ですからね。その思考にあるのは破壊への衝動だけです」
「つまり本能だけってことだな」
「ええ」
 シュウは頷いた。
「ですから。こっちは頭を使えばいいのです」
「その為の攻撃だな」
「そうです。では行きますか」
「おう」
 二人は攻撃に入る。まずは約束通りマサキが動いた。
「いっけえええええーーーーーーーーっ!」
 その銀色の身体がさらに輝きを増した。その両肩から白い光を放つ。
「コスモノヴァ!」
 二つの光が一つとなった。そしてヴォルクルスの腹を直撃した。
「グオオ・・・・・・」
 だがそれでもヴォルクルスは立っていた。しかしそれを見てもマサキ達は冷静なままであった。予想していたことであったからだ。
「次は私が」
「おう、頼むぜ」
 シュウが前に出た。そして胸から黒い光を放った。
「縮退砲・・・・・・発射!」
 今度は黒い光が伸びた。それで今しがたコスモノヴァが撃った部分を狙う。見ればそこには大きな穴が開いていた。
 しかしそれは今閉じようとしていた。驚くべき回復力であった。
 だが回復するより前に黒い光がそれを防いだ。さしものヴォルクルスもその動きを止めてしまった。
「もう一撃だ!」
「はい」
 だがコスモノヴァは一発しかない。どうするかと思われた。
 しかしそれは問題にならなかった。マサキはそれを驚くべきことでカバーしたのだ。
「アカシック=バスター!」 
 アカシック=バスターを放つ。しかしそれは一撃ではなかった。
 もう一撃放った。それは今しがた攻撃が加えられた場所にまたしても命中した。
 立て続けの攻撃にヴォルクルスは為す術もなかった。そのまま動きを止めていた。
「シュウ、最後は手前でつけやがれ!」
 マサキはそれを見てシュウに対して言った。
「自分のことは自分でするんだろ!だったらやりな」
「やれやれですね」
 シュウはそう言いながらも前に出て来た。
「貴方は。どうしてそう言葉遣いが乱暴なのか」
「それが俺の売りなんだよ」
「売りと乱暴なのはまた違いますが。ですがそれをここで言っても仕方ありませんね」
「早くしな」
「まあ話していても何ですし。ここは決めますか」

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