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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十六話 邪魔大王国の最期(前編)
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ただけでククルの目の色が変わった。
「ゼンガー=ゾンバルト。うぬもここで終いじゃ」
「どうやらわかるつもりはないようだな」
「わかる!?」
 その言葉を聞いたククルの顔色が変わった。
「何をわかるというのじゃ」
「それは貴様で考えろ」
 そう言いながらダイゼンガーを浮上させた。
「おいゼンガーさん」
「浮かんじゃ何にもならないぜ」
「そうですよ。折角岩山に布陣しているのに」
「そのようなことは関係ない」
 だがゼンガーはそれを無視した。
「相手が宙にいるのならば俺も宙にいる」
 強い声でそう言う。
「それが武士というものだ。ククル」
 そしてククルを見据えた。
「貴様がわからぬというのなら地獄ででも教えてやる」
「地獄でか」
「そうだ。この斬艦刀はただ敵を切るだけではない」
 恐ろしく巨大な刀を構えながら言う。
「悪をも絶つのだ。邪な心をな」
「言ってくれるのう」
 口元は笑っていたがその目は怒っていた。
「わらわを悪じゃとな」
「己の心に逆らい続けて何が善か」
 ゼンガーは言い切った。
「貴様が正しいと思うのならば来い。そして決着をつけよ」
「言われずとも」
 ククルは言うより先に前に動いていた。
「相手をしてやろう。来るがいい」
「参る」
 ゼンガーもまた動いた。そして二人は空中で対峙した。
「今度こそ死ぬがいい」
「今度こそその悪を絶つ」
 そう言うが早いか二人は激突した。それを合図に戦いがはじまった。
「さてと」
 その中にはタダナオとオザワもいた。二人はそれぞれ新しいマシンに乗っていた。
「この新型機のテストでもあるな、この戦いは」
「ああ」
 オザワはタダナオの言葉に頷いた。見れば二人共見たこともないようなマシンに乗っていた。
「確か御前のがジガンスクードだったな」
「そうだ」
 オザワはタダナオの言葉に頷いた。
「そして俺のがアルフレードカスタムか。何か参考にしたマシンがすぐにわかるな」
「これクリストフから貰ったのをかなりもとにしてるんだけれどね」
 二人のモニターにセニアが現われてこう言った。
「ひ、姫様」
 タダナオは彼女の顔を見るとその顔を急に赤くさせた。
「あれっ、どうしたの?」
「な、何でもありません」
 タダナオは慌てて対面を取り繕う」
「クリストフというとシュウ=シラカワ博士のことですね」
「ええ」
 セニアは頷いた。
「そっちのジガンスクードもね。色々と参考にさせてもらったわ」
「そうなのですか」
「ジガンスクードはダイターンとかスーパーロボットを。そしてアルフレードカスタムは」
「SRXの流れを汲んでですね」
「ええ。こっちは殆どクリストフの設計を」
「シラカワ博士が」
「あたしは作っただけ。けれど凄いわ
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