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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十五話 兄と妹(前編)
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に入りたいけれど」
「おい、こんな時でもお風呂か」
 プルツーはそんな能天気なプルの言葉を聞いて呆れた。
「けど。今日まだ入ってないし。ベタベタするよ」
「わかったわかった」
「じゃあプルツーも一緒に入ろ。二人の方が楽しいし」
「おい、私もか」
「何時でも一緒じゃない。だからさ」
「仕方ないな」
「リィナも来たら?三人だともっと楽しいし」
「あ、私はもうエマさんと一緒に入ったからいいよ」
「そうなの」
「声が似てる者同士ってことか」
「まあそれは言わないでおこうよ。プルとプルツーも困るでしょ」
「それもそうだな」
 プルツーはリィナにそう言われて苦笑した。
「では二人で行くか、プル」
「うん、プルツー」
 こうして二人は風呂に向かった。そんな二人をケーン達三人が見ていた。
「何ていうかなあ」
「本当に緊張感がねえな、おい」
「まあそれもそれで一興」
「あんた達からそんな言葉聞くとは思わなかったわね」
 ルーはそれを聞いてあえてキョトンとした顔を作った。
「風邪でもひいたの?」
「おいエル、そりゃどういう意味だ」
 それを聞いてケーンがつっかかる。
「言っとくがなあ、俺は風邪をひく程やわな身体じゃねえぞ」
「ケーン、それは違うぞ」
 そんな彼にライトが突っ込みを入れる。
「大体風邪ひかないって馬鹿ってことじゃねえのか」
「馬鹿で結構」
 タップの言葉にも居直った。
「風邪をひくよりましだぜ」
「何か話が噛み合っていないよ」
 イーノがケーンにそう忠告する。
「とにかく風邪はひいてないんだね」
「まあそれはな」
 ケーンは素直にそれは認めた。
「さっきリンダちゃんの入れてくれたロシアン=ティー飲んだからな。全開バリバリだぜ」
「御前のあれはちょっとジャムを入れ過ぎだがな」
「やっぱり紅茶はレモンだよな」
「へっ、無粋な奴等だぜ」
 ライトとタップをそう言って笑う。
「可愛い娘ちゃんの入れてくれたものを味あわなくてどうするんだよ。そんなのだから御前等今一つ目立てねえんだよ」
「いや、俺達かなり目立ってるぜ」
「この前の戦いだって活躍したじゃないか」
「そうじゃなくてな。何かこう渋さってやつが」
「あんた達に渋さ、ねえ」
 ジュドーはそれを聞いて首を傾げさせた。
「どうもピンとこないな」
「そうだね」
 モンドもそれに頷く。
「どっちかってっと三の線だよな」
「ビーチャさん、それ言い過ぎよ」
「そうだそうだ。ったくよお、エースチームを捕まえて」
「俺達地獄のドラグナーチームによくそんなのが言えるな」
「何かこう、畏怖ってのが欲しいな」
「畏怖って・・・・・・。アムロ中佐やクワトロ大尉みたいにやれるんならともかく」
 ルーがまた言った。
「あんた達が
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