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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十四話 ヴォルクルスの影
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「僕?」
「ええ。まあ人形のようなものですが」
「一体何なんだよ、それ」
「デモンゴーレムですよ」
「あれかよ」
 マサキ達がそれを聞いて不快な顔になった。
「!?知ってるのかよ」
「嫌になる程な」
 マサキは宙の問いに応えた。
「結構色んな場所で出て来るんだよ。まあ邪教のロボットみたいなものさ」
「何だ、じゃあ雑魚じゃねえか」
「雑魚でもよ、数が半端じゃねえんだよ。一度に千や二千も出て来るんだぜ。鬱陶しいたらありゃしねえ」
「またそりゃ大変な数だな」
「何を言っているのですか。今ここにそれが出るのですよ」
「何っ」
 宙はシュウの言葉に反応した。
「ここにかよ」
「はい、もう出て来ています」
 シュウが言うや否や不気味な土の魔物のような者達が山から出て来た。それがデモンゴーレムであるということはもう言うまでもないことであった。
「二千位ですね」
「噂をすれば何とやらかよ」
「何、大したことはありませんよ」
 しかしシュウはそれだけの数を前にしても平然としていた。
「所詮は心を持たない人形ですからね」
「けど戦わなくちゃいけないんだよな」
「勿論」
「そうとわかれば話は早いぜ。行くぞミッチー」
「宙さん、出るの?」
「当然だろ。おい、皆も行くぞ」
「出るのかよ」
「二千もいちゃ皆出ないわけにはいかないだろ。それともやり過ごすってのかよ」
「いや、それは」
 皆そのつもりはなかった。
「やり過ごせる数じゃなさそうだしな」
「そういうことだ。じゃあ行くぜ」
「あ、ああ」
「まあここは彼の言葉に従うとしようか」
 万丈が面白そうに笑いながら言った。
「そのヴォルクルスのお手並み拝見という意味でもね」
「万丈様、ダイターンのワックスがけは今終わりました」
「グッドタイミングだ、ギャリソン」
「戦いの後は夕食に致しましょう。今晩はここで採れた鳥のオリーブ煮でございます」
「よし、じゃあ夕食の前の運動だ。行くぞ!」
 そう言いながら大空魔竜の艦橋から飛び出た。
「カムヒアーーーーーーー、ダイターーーーーンスリーーーーーーーッ!」
 そして叫ぶ。するとダイターンが轟音と共に出て来た。そして万丈を乗せる。
「ダイターンザンバーーーーーッ!」
 いきなりそれでデモンゴーレムを切り裂いた。瞬く間に数機両断される。
「あっ、最初は俺だぜ!」
 少し遅れてジーグが来た。だが既にダイターンは戦場にいた。
「御免御免、けれどこういうのは早い者勝ちだよね」
「ちぇっ、仕方ねえな」
「それじゃあ皆も来たし。派手に暴れるか」
「おう」
 済んだことは水に流して戦いをはじめた。やはり心を持たないクグツではロンド=ベルの相手にはならなかった。瞬く間にその数を大きく減らしていった。
 中で
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