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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十三話 甦った堕天使
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ビが乗りユーゼスが乗っていたバルマーのマシンである。その凶悪なまでの強さは彼等もよく覚えていた。
「じゃあこれもあのアンティノラと同じだけの強さを」
「可能性はある」
 レビはまた言った。
「用心しなければ。さもないと」
「貴方達は誰ですか?」
「ンッ!?」
 ここでこの赤いマシンから声が聞こえてきた。
「地球の人達ですか?」
「この声は」
 それは少女の声であった。そして五人のモニターに青い髪の少女が現われた。
「なっ」
 その顔を見てまずキョウスケが声をあげた。
「エクセレン、いや違う」
「エクセレン。それは誰でしょうか」
 彼女はそれを聞いてキョウスケに問うてきた。
「貴方の大切な人でしょうか」
「何者だ、こいつ」
 それは他の四人も聞いていた。リュウセイはその話し声を耳にして不審感を露わにしていた。
「人間みてえだが」
 この場合はバルマー人も入る。彼等もDNA等は地球人と変わらないということを知っているからである。
「私は人間です」
 彼女はリュウセイの言葉にも応えた。
「ただ、バルマーにいます」
「バルマー人だったのね」
「やはり」
 アヤとライがそれぞれ頷く。
「そして地球の人達は私の敵になります」
「だからここまで来たんだよ」
 リュウセイは言い返した。
「覚悟しやがれ。ギッタンギッタンにしてやるぜ」
「ギッタンギッタン」
 それを聞いて感情の篭らない声で反芻する。
「聞いたことのない言葉です」
「じゃあ今教えてやるぜ」
 そう言って突進した。
「こうやるんだよ!」
 そしてブーストナックルを放つ。しかしそれは呆気無くかわされてしまった。
「なっ!?」
「これがギッタンギッタンですか」
 かわした後でまた言った。
「わかりました。それでは」
 そしてその腕に剣を取り出した。
「私も貴方をギッタンギッタンにします」
「リュウセイ!」 
 危機を察したライが叫ぶ。しかしリュウセイはそれよりも前に後ろに下がっていた。
「おわっ!」
 そしてその剣をかわした。だが一瞬遅れていれば真っ二つになっていたところであった。
「かわしましたね」
 少女はそれを見てまた言った。
「お見事です」
「こっちはこれでも念動力があるんでね」
「念動力」
「つまり超能力ってやつさ。生憎ちょっとやそっとの攻撃じゃ当たらないんだよ」
「超能力ですか」
「そうさ。バルマー人にはあまりねえみたいだがな」
「それはどうでしょうか」
「何っ!?」
「超能力でしたら私にもあります」
 そう言うと黒い不気味なオーラが彼女を覆ってきた。
「これのことでしょう」
「なっ・・・・・・!」
 リュウセイ達は一瞬目の前で起こったことが理解できなかった。何と彼女の乗る赤い機体が
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