第五十三話 甦った堕天使
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ても通用するような身体であった。
「この服。操縦用の服だから」
アクアは服を脱ぎ終えキャオに対してこう言った。
「これでいいんでしょ、ヒューゴ」
「ああ」
だがヒューゴは目の前にそれだけの肢体を見ながらも平然としていた。
「じゃあ行くぞ。早く乗れ」
「わかってるわよ。じゃあ行くわよ」
そしてアクアはサーベラスに乗り込んだ。そして二人も出撃するのであった。
「またえらく派手なパイロットスーツだな」
キャオは二人が出撃したのを見送ってこう呟いた。
「何か。いいもの見させてもらったぜ」
「アヤさんのも凄いですけれどね」
「あっ、あんたもいたんだ」
見ればそこにはホウメイもいた。
「ええ。ちょっと手伝いに来ました。今厨房は暇ですから」
「そうだったんだ。まあこっちもこれでとりあえずは終わりだぜ」
キャオは笑いながらこう述べた。
「しかしねえ。可愛い声と顔してあんな身体してたなんて。何か凄いよな」
「うちの部隊って結構可愛い娘多いですしね」
「そうそう、それがすっごく嬉しいのよ、俺としては」
話が乗ってきた。
「やっぱり同じ戦場にいるんなら周りに花がある方が」
「あれ、女の子にも興味があるんですか」
「ない訳ないじゃないか。やっぱり女の子は最高だよな」
「食べ物は」
「そっちも同じ位最高。もういつも腹が減って腹が減って」
「じゃあ今から何か作りましょうか」
「おっ、何を」
「ラーメンでも。どうですか」
「いいねえ、ホウメイさんのラーメン最高だし」
今度は食べ物に乗ってきた。
「それじゃあ三杯程もらおうかな」
「それだけでいいんですか?」
「あれっ、まだあるんですか?」
「はい。たっぷりと」
「それじゃああるだけ」
「わかりました。では行きますか」
「了解」
二人は仕事を終えキッチンに向かった。だが戦場では今激しい戦いがはじまっていた。それはダバやアム達だけではなかった。
「やっぱ敵が多いってのは楽しいな!」
リュウセイは敵の大軍を前にしても臆してはいなかった。R−1で敵を次々に倒していく。
「見渡す限りだからな!派手にやらせてもらうぜ!」
「派手にやるのもいいが周りはよく見るようにな」
「ライ」
「俺も攻撃をする都合がある。いいな」
「何だよ、サポートに回るんじゃないのかよ」
「今回はそうも言っていられない」
ライはそう言って前にミサイルを放った。
「敵は多い。それに何か得体の知れない奴もいる」
「得体の知れない奴?」
「あれだ」
そう言って敵の奥深くを指差した。そこに謎の敵がいた。
「あれは一体何だ」
「ん!?ヘビーメタルだろ」
リュウセイは特に考えなしにこう応えた。
「ヘビーメタルの部隊だしよ」
「御前はそう思うか」
「何だ
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