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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十三話 甦った堕天使
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 どういうわけか彼はギャブレーが気に入っているようである。親しげに言葉をかけていた。
「では今回私はもう一人の若者に向かわせてもらおう」
「ダバか」
「そう。見たところ彼も立派な若者だ」
 彼はそう言ってダバを見据えていた。
「敵だが。このまま永遠に競いたいものだ。ライバルとして」
「ライバル」
「ギャブレー君、ライバルとはいいものだよ」
 彼はまた言った。
「互いに切磋琢磨し合えるからね。実に素晴らしい」
「そう言われると私とダバがそう見えないわけでもないな」
「そういった見方は確かに可能だ」
 マクトミンはそれに頷いた。
「貴殿と彼はライバル関係にあると言ってもいい」
「ふむ」
「そしてライバルとは一人とは限らないのだよ。だから私も彼のライバルとなる」
「そういうことなのか」
「そうだ。では私はそのライバルとして今回の戦いをやらせてもらおう。それでいいな」
「うむ」
 ギャブレーはそれに頷いた。
「思う存分戦われるがよかろう」
「その言葉感謝する。では」
 マクトミンは動いた。そしてダバの方に向かって飛んで行った。
「では私も」
 ギャブレーもそれに続いた。そしてアムに向かう。それと同時に戦いがはじまったのであった。
「ヒューゴ、あたし達も出るわよ!」
 殆どのパイロット達はもう出撃していたがエクセレンやアクア達の部隊は細かい調整等で遅れていた。キョウスケとエクセレンが出撃し今アクアとヒューゴが出撃しようとしていた。
「それは構わないが」
「何よ」
 ヒューゴに言われてムッとした顔になった。
「言いたいことがあるのなら言いなさいよ」
「その格好で乗るつもりか?」
「その格好って・・・・・・あっ」
 言われてようやく気付いた。アクアは連邦軍の軍服のままだったのである。如何にも動きにくそうな膝までのタイトスカートであった。ジャクリーヌが着ているものと同じものである。
「まともな操縦ができるのか、それで」
「そんなのもっと早く言いなさいよ」
 恥ずかしさを隠す為か逆キレしてきた。
「わかったわよ、脱げばいいんでしょう。脱げば」
「脱げばって」
 格納庫で後始末に携わっていたキャオがそれを聞いて呟く。
「脱いだらすぐに乗れるのかよ」
「ええ。私は」
 そう言いながら服に手をかけてきた。まずはスカートである。
「下に服着てるから」
「服って・・・・・・。下着じゃないのかよ」
「いいから。すぐわかるから」
 そしてスカートを脱いだ。見事なラインの両脚がそこから現われる。
「うわっ」
 キャオはその脚を見て思わず声をあげた。だがアクアはそれに構わず今度は軍服の上も脱いだ。
 そこから黒い水着に似た服が現われた。その下には見事なまでのプロポーションがあった。モデルとし
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