第五十一話 ファイアーボンバー
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分ね」
ミスティがそれに応える。
「ここはネオ=ジオンの勢力圏だから」
「それじゃあ」
「おい、そこにいたのか」
そこにケンジがやって来た。他のコスモクラッシャー隊のメンバーも一緒である。
「出撃だ。ネオ=ジオンだ」
「やっぱり」
「そして指揮官は!?」
「ゼクス=マーキス特佐さ」
ナオトが言った。
「率いている部隊はモビルドールだ。覚悟はいいか」
「相手にとって不足はないってね」
ジュドーがそれに返した。
「それじゃあ行きますか」
「よし」
皆それに頷く。
「総員戦闘配置」
トーレスの声が響く。
「パイロットは格納庫に向かえ。そしてすぐに出撃だ」
「よし」
こうしてロンド=ベルの面々は出撃した。そして四隻の戦艦の前方に布陣したのであった。
「来たか」
ウーヒェイが彼等を見据えてこう言った。彼等も出撃していた。
「ゼクス、まだわからないというのか」
「そういうところは御前さんとそっくりだな」
「どういう意味だ、デュオ」
彼はデュオにそう問い返した。
「頑固なところがさ。まあうちのメンバーは皆そうだけれどな」
「それは俺もか」
トロワがそれを聞いて問うてきた。
「そうさ。当然俺もな」
「僕もなんですね」
「御前さんもな。外見に似合わず」
「そして俺か」
「わかってんじゃねえか」
ヒイロにそう返す。
「御前さんが一番頑固だからな。参るぜ」
「そうなのか」
だがヒイロはそれを聞いても顔色一つ変えない。やはり無表情であった。
「だからわかるだろ。あの仮面の旦那の考えていることが」
「ああ」
ヒイロは頷いた。
「何となくわかるつもりだ」
「なら話は早え。ここで説得できるかな」
「説得してどうするつもりだ?」
「勿論俺達の仲間になってもらうのさ」
デュオは軽い声でそう言った。
「そうなれば鬼に金棒だぜ。ライトニング=カウントまで参加するんだからな」
「それはいい話だ」
ヒイロはそれに賛成したようであった。
「だろう?それじゃあ」
「しかし俺では無理だ」
だがヒイロはここでこう言った。
「何でだよ」
「俺だけが説得をしても何の効果もないということだ」
「それじゃあ俺達全員で」
「それも愚だな」
トロワがそれに対してこう反論した。
「ヒイロが駄目ならば俺達全員でやっても無駄だ」
「そんなことやってみなきゃわかんねえだろ」
「いや、俺もそう思う」
ウーヒェイもそれを否定した。
「おめえもかよ」
「俺達ではあいつを説得できない。例え剣を交えてもな」
「じゃあどうすればいいんだよ」
「よくわからないですけれど他の方法があるんじゃないですか」
「他の方法って」
それを聞いてかえって混乱するデュオであった。
「
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