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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五十話 ロザリーの真実
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にも問題はないと思いますが」
「確かに」
 大文字達はシュメルの言葉に頷いた。
「そういうことです。では宜しいでしょうか」
「はい」
 一同を代表して大文字が頷いた。
「ロザリーさんのこと、お任せ下さい」
「かたじけない」
 こうしてロザリーもロンド=ベルに入ることとなった。彼女はすぐにゴラオンの個室に案内された。
「へえ、個室なんだ」
 ロザリーは廊下を案内されながらそう言った。ゴラオンの軍艦然とした艦内を見回しながら。
「意外だった?」
 案内役を務めるセニアがそう言って彼女に顔を向けてきた。
「まあね」
 そしてロザリーはそれに頷いた。
「軍に協力してるから。タコ部屋かと思ってたのよ」
「それはないわよ」
 セニアは笑ってそう言った。
「軍に協力しているといってもここは軍隊じゃないから」
「そうなの」
「その証拠に兵器がバラバラでしょ?」
「そうらしいわね」
「地上の兵器もあればバイストンウェルの兵器もあるし。他の惑星からの兵器もあるわ」
「色々とあるのね」
「だから整備も大変だけれどね。けれど面白いわよ」
「面白いの」
「ええ。特に最近あたしが作ったマシンはね」
「あれ、マシン作れるの」
「そうよ。こう見えてもそっちには自信があるんだから」
 ウィンクしてそう述べた。
「任せておいて」
「そうなんだ」
「あんたのブローウェルもね」
「ええ」
「改造しておくわ。名付けてブローウェル改」
「あまり変化がないみたいだけれど」
「それがおおありだから。まあ楽しみにしておいてね」
「わかったわ。それじゃあ」
「ええ」
 こうしてロザリーは個室に入ってセニアと別れた。そして彼女は個室に備え付けられていたベッドに横たわり天井を見上げたのであった。
「何か急に決まったわね」
 そして今までのことを思い出していた。不意にシュメルの顔が脳裏に浮かぶ。
「先生、何であたしをここに入れたんだろう」
 それが不思議であった。今まで共に暮らしてきたというのに。
「まさか」
 ここであることに気付いた。だがそれはすぐに否定した。
「そんなことはないわ。気付かれる筈が」
 だが相手はラ=ギアスにおいてその名を知られた剣の使い手である。気付かない筈もないとは言えなかった。
「けれど」
 考えても結論は出なかった。考えれば考える程心が乱れていった。彼女はそれに耐えられなくなってベッドから起き上がった。そして部屋を出ようとした。
「あっ」
 扉を開けるとそこに二人の少女がいた。黒髪の少女と紫の髪の少女である。
「あんた達は確か」
「キーンよ」
「リムルです」
 二人はそれぞれロザリーにそう名乗った。
「確かオーラバトラーの」
「そうよ。やっぱり知ってたのね」
「ロザリーさん
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