第五十話 ロザリーの真実
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まさか」
ククルはその言葉を聞いて眉を顰めさせた。その時だった。
「今よ、兄さん!」
「わかっている、マリア」
マリアと大介の言葉が聞こえた。そして地中からドリルスペイザーが姿を現わした。
「ドリルミサイル!」
それで敵を屠る。動揺しだした敵に対して更なる攻撃を繰り返すのであった。
「グレンダイザーまでおるとは」
「迂闊だったわね」
マリアがククルに対して言う。
「グレンダイザーはどんな状況でも戦うことができるのよ。例え火の中水の中」
「おいおい、今は地面の下だろうが」
甲児がマリアに突っ込みを入れる。
「あっ、そうだったかしら」
「しっかりしてくれよ、全く」
「御免御免。とにかくね」
マリアはあらためてククルに顔を向けた・
「ダイザーを甘くみないってことね」
「おのれ」
「そしてあたし達だけじゃないんだから」
「まだおるのか」
「その通り!」
地中から十機のマシンが姿を現わしてきた。そして豹馬と健一が叫んだ。
「レッツコンバイン!」
「レェッツ、ボルト=イィィィィィィン!」
それに従いそれぞれのマシンが宙を飛ぶ。そして空中で合身した。
「まさか地中から!?」
「コンバトラーとボルテスの構造を忘れていたようだな」
「何っ!?」
「俺達のマシンの中にはなあ、地中を進めるものもあるんだ」
「それを忘れていたとは迂闊だったな」
「クッ、わらわを侮辱するというのか」
「悪いが侮辱じゃねえぜ」
豹馬はまた言った。
「本当のことだ。観念するんだな」
「ククル、ここで貴様を倒す!」
「ほざけ、人間共が!」
それでもククルは戦意を失ってはいなかった。
「わらわを倒せると思うか!邪魔大王国の女王を!」
「できる」
それにゼンガーが返した。
「うぬはまたわらわの前に」
「ククル、貴様は人間だ」
「ほざけ、戯れ言を」
「その証拠に貴様には赤い血が流れている」
「わらわの血が赤いだと」
「そうだ、それを今」
剣をかざした。
「見せてやろう!このダイゼンガーでな!」
「ダイゼンガーがどうしたというのじゃ!」
ククルは叫んだ。
「貴様に受けた数々の侮辱、今返してくれる!」
「俺は決して負けはしない!」
「何故だ!」
「俺の剣は悪を断つ剣!その前に倒れぬ悪はなし!」
「悪は貴様等こそよ!」
「まだ言うか!」
「貴様等にかって奪われた邪魔大王国の繁栄」
かって邪魔大王国が築いていた日本での王国のことに言及する。
「それを奪った貴様等こそ!悪でなくて何だというのじゃ!」
「栄枯盛衰は世の常」
ゼンガーは急に冷静な声になった。そして言う。
「それがわからぬして何を言うか!ククル、貴様は逃げているだけだ!」
「わらわが逃げているだと!?」
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