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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十九話 熱気バサラ
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胸を張ってそう言った。
「その誰にもできないことを平然とやってのける。そこに憧れるのよ」
「そんなの俺だって得意だぜ」
 今度はリュウセイが胸を張った。
「常識や理屈なんて大嫌いだからな」
「御前のは単なる我が侭だ」 
 しかしライはそう言ってそれを否定した。
「我が侭と横紙破りはまた違う」
「ちぇっ」
「けどバサラもかなり我が侭だって聞いたよ」
 エルがそう言った。
「何でも人の話を全然聞かないんだって」
「そうなの」
「ええ。というか耳に入らない」
 ルーの問いにも答えた。
「メンバーはそれで何かと苦労しているらしいわよ」
「だろうね。あんな個性が強いの一人いるだけで何かと大変よ」
 モンドがそれに対してそう述べた。
「うちも結構そうした人間が多いしね」
「イーノ、そりゃ俺のことか」
「御前以外に誰がいるってんだよ」
 ビーチャがイーノにかわってジュドーにそう声を返した。
「何でも派手にやりゃいいってもんじゃねえぞ」
「それが戦争だろうが。っていうか手前等だってかなり派手にやってんじゃねえかよ」
「そうだったかな」
「そうだったかなじゃねえよ。この前の戦いでハイメガランチャーぶっ放しまくってただろうが」
「それが俺のやり方なんだよ」
「モンドもエルも。ミサイルやらビームやらバズーカやらどんどん使ってたじゃねえか」
「仕方ないだろ、向こうも山程の数で来るんだし」
「こっちはこっちで大変なのよ。そういうあんたもどれだけミサイル撃ってたのよ」
「悪いが覚えちゃいねえ」
「全く。ハイメガキャノンも飽きる程撃ってるし。だからダブルゼータの側にいると何時巻き添え食らうかわからないのよ」
「そん時はよけるんだな」
「まずは味方を撃たないようにしなよ」
「まあそう言うなって」
「ところでね」
 イーノが話題をかなり強引に変えにかかってきた。
「何だ」
 そして肝心のジュドーがそれに乗ってきた。成功であった。
「そのファイアーボンバーだけれどね」
「ああ」
「ミレーヌ=ジーナスってマックスさんの何なのかなあ」
「ああ、ミレーヌちゃんか」
 それを聞いたケーン達が身を乗り出してきた。
「それなら俺が知ってるぜ」
「そうなの」
「当たり前さ。この俺に知らないことなんてねえぜ」
「女の子のことはな」
「この前ナデシコのプールでリンダちゃんにメロメロだったしな」
「ええい、五月蝿え」
 囃し立てるタップとライトに睨みを利かせてから話を再開させてきた。
「それでミレーヌちゃんだけれどな」
「うん」
「実はマックスさんの従妹なんだ」
「従妹!?」
「それ本当!?」
「はい、そうですよ」
 丁度そこに同席していたマックスがそれに頷いた。
「ミレーヌはね。僕の従妹なんですよ
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