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スーパー戦隊総決戦
第十九話 最強最後のマシンその十
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最後だ!」
 ゲキレッドがロンに対して告げる。
「ガンガンにやっつけてやるからな!」
「どうなっても恨みっこなしよ」
「それでいいな」
 ゲキイエローとゲキブラックもここで告げる。
「わかったわね」
「それでだ」
「勿論です。あのボールになったことを思えば」
「あれ酷過ぎよね」
「ちょっとなあ」
 他の戦隊の面々もこれには少し同情していた。
「そりゃ怒るわ」
「卵と間違えられて噛まれたっていうし」
「まあそれは忘れましょう」
 しかしロンの言葉は何か震えていた。まだ怒っているらしい。
「これから今と未来を生きるのですから」
「多分お笑い国家になるでしょうけれど」
「頑張れよ」
「一応応援するからな」
「お笑い国家でありんすか」
 薄皮がそれを聞いて静かに述べた。
「何かが違うでありんな」
「しかしまあよいじゃろ。笑わないより笑う方がずっといいぞ」
 シタリはそれを言われても平然としてこう返した。
「笑われるのではなく笑わせるのじゃ」
「あんた達笑われることばかりだったしね」
「これまでな」
「うるせえ!俺達は笑わせるつもりも笑われるつもりもなかったんだよ!」
「そうよ、あれで必死だったのよ」
 ヤバイバとツエツエが巨大マシンに乗る戦隊の面々にマイクから抗議する。
「何か失敗ばかりしてたけれどよ」
「それでもよ」
「何処か抜けてるんだよな」
「全く」
「どういうことか」
「しかしまあこれもそれで終わりね」
 そしてであった。最後の戦いであった。
「いざ!」
「尋常に勝負!」
 こうして幕が開いた。遂にであった。


第十九話   完


                           2010・5・29
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