第十九話 最強最後のマシンその九
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「いいな、今こそだ」
「ああ、それなら!」
「やるわよ!」
「アラタ、いいわね」
「うん」
ゴセイレッドはゴセイピンクの言葉に頷いていた。
「この戦いも最後の最後だしね」
「決めないとね、しっかりと」
こうしてであった。繰り出した天装巨人は。
「データスハイパー!」
「アップグレート!」
この言葉と共にであった。カードの力が合わさり。
そのうえで出て来たのはだ。
「ハイパーゴセイグレート!」
「この力で!」
「皆、最後の最後だからね」
「頑張って下さい」
天知親子は祈る様な顔になっていた。
「この戦いが終わったら」
「皆で」
そして言う言葉は。
「中華街に行こう」
「そしてそこで楽しく」
「おう、中華料理の満漢全席食うか!」
「腹一杯な!」
何故かクエスター達が答える。
「全員で食うか!」
「建国祝いにな!」
「御前等絶対に国は築くんだな」
マシンの中からボウケンシルバーが彼等に問う。
「それは」
「おう、まだ場所は決まってないがな」
「そうだな。隣の半島の北の方に築くか?」
「そうするか?資源も何もないがな」
「二千万程いなかったっけ」
「人いたわよね」
フラビージョとウェンディーヌがここで言う。
「確かね」
「いたわよね」
「まあ気にするな」
「そんなものはどうにでもなる」
サンダールとチュウズーボはそれはいいとした。
「そうだな。南の方にでも行ってもらうか」
「彼等にとってもその方がいい」
「土地はあるのか?」
「あの国に」
サーガインとマンバルバがそれを突っ込む。
「二千万はいるぞ」
「餓死者が出て相当減ったそうだがな」
「ああ、そんなの気にしなくていいよ」
サタラクラはそんなことは全然気にしていなかった。見事なまでにだ。
「少なくともあの将軍様のところにいるよりましだから」
「そうね、それじゃあ」
「全然構わないわよね」
フラビージョとウェンディーヌは五人の話を聞き終えてそれで納得した。
「まあ場所の候補ってことで」
「考えておきましょう」
「禿山だらけの国だが」
「まあよしとするか」
ヴァッフォとミゲラがそれを突っ込む。
「そんなものはな」
「植林すればそれでいいしな」
「まあその辺りは適当にやっていてくれ」
アバレキラーの突っ込みは醒めたものだった。
「俺達が言うことじゃないしな」
「うむ、少なくともあの国は今よりずっとましになるぞ」
「わし等が政治をするのだからな」
「それで納得できるのがね」
「恐ろしくはありますね」
笑里と介さんも納得していた。実際にだ。
「あの国って凄いからね」
「はい、碌に食べ物もありませんし」
それが失政によるものだから余計に凄い。尚この国
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