第四十八話 新たなる来訪者
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を行なっていたのだ。それが何かはもう言うまでもなかった。
「それでは私はこれで」
油断していると自分自身も何をされるかわかったものではない。その士官は報告が終わったと見るやすぐにラボを後にした。そしてゼツだけが残った。
「シュメルが遂にわしのものとなる」
彼は笑っていた。
「そしてわしの望みもまた」
ここで笑った。それは最早人間のものとは思えないものであった。
狂気の笑いがラボに木霊する。その中で異形の影が蠢いたように見えた。
第四十八話 完
2005・10・3
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