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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十六話 狂った錬金術士
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数にして二百。魔装機ばかりです」
「わかりました。それでは迎撃用意を整えます」
 シーラは冷静にそう返した。
「お疲れ様です。それでは戻って下さい」
「わっかりましたあ。ところでうちのサモノハシが何か言いたいみたいなんですけれど」
「カモノハシがですか」
 しかしそれを聞いても特に変わりはしない。シーラはいつものままであった。
「はい。女王様に新しい芸を披露したいって言ってます」
「芸?」
「はい。いいでしょうか」
「ちょっと師匠」
 ここでジュン達が出て来た。
「最初に言うたらあきまへんがな」
「けれど言っておかないとお姫様驚いちゃうよ」
「それがええんですがな。お笑いは驚かせてナンボ」
「それにお姫様じゃなくて女王様やし」
 ショージとチョーサクも出て来た。
「まあここはパッといかなあきまへんのや。戦争の前の景気付けに」
「そうそう」
「ではほまいきまっせ」
「わし等の新しい芸」
 しかしそこでモニターは切られた。次にはプレシアが出て来た。
「とりあえずそっちに戻りますね」
「わかりました」
 こうして三匹の新しい芸とは何であるのか結局はわからなかった。何はともあれロンド=ベルは迎撃態勢を整えるのであった。
 ロンド=ベルが迎撃態勢を整え終わるとそこにバゴニア軍が来た。その先頭には何やら異様な魔装機があった。それが何なのかロンド=ベルにはよくわからなかった。
「変なのが先頭にいやがるな」
 それに最初に気付いた甲児が言った。
「悪趣味なデザインだぜ。ドクター=ヘルに対抗できるな」
「ヒョヒョヒョ、誰じゃそれは」
 するとその魔装機からしわがれた老人の声が聞こえてきた。
「わしのことではないようじゃが」
「あんた、一体何者なんだ?」
「まともな人間じゃないのはわかるが」
 サンシローとリーがそれぞれ問うた。そして老人はそれに答えた。
「わしか?わしはゼツじゃ」
「来たのね」
 ウェンディはそれを聞いて顔を顰めさせた。
「遂に」
「おや、そこにいるのはウェンディじゃな」
 ゼツの方も彼女の存在に気付いた。
「元気そうじゃな。どうやらいい女になったようじゃ」
「お久し振りです。博士」
 ウェンディは内心はともかく表面上は冷静さを守ってそう応えた。
「お元気そうで何よりです」
「ヒョヒョヒョ、お互いな」
 ゼツはそれに対して相変わらず笑ったままであった。
「御苦労なことじゃ。わざわざこんなところにまで」
「そして御用件は何でしょうか」
「いや、何でもない。貴様等ラングランに復讐するだけじゃ」
 彼は何気なくそう言った。
「その為にそこにいるシュメルを貰い受けてやろう。さあさっさとどくがいい」
「おい爺さん」
 そんな彼に宙が言った。
「何かあんたに一方的に
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