第11話
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美琴は急いで階段を登るとそこには車などが横転して、警備ロボも大破しており警備員も死んではいないがボロボロで気絶していた。
「警備員が全滅?」
すると車の中に初春を見つけすぐに駆け寄り声をかけるが反応がない。
「安心していい。
戦闘の余波を受けて気絶しているだけで命に別状はない。」
後ろから木山の声が聞こえたので振り向く。
「御坂美琴・・・学園都市に七人しかいない超能力者か。
私のネットワークには超能力者は含まれていないがさすがの君も私のような相手と戦った事はあるまい。
君に一万の脳を総べる私を止められるかな?」
美琴と木山は向かい合っていると美琴が登ってきた階段から遅れて麻生がやってくる。
「おや?君も来ていたのか。
意外だな、見た限りではこういった揉め事には積極的に介入してこない人だと思っていたのだが。」
「出来れば俺も関わりたくなかったがそこで寝ている花飾りに手伝ってほしいと言われたからな。」
「君に興味はあるのでね。
どんな能力かこの目で確かめさせてもらおう。」
その言葉と同時に木山は片手を美琴と麻生に向けると、サッカーボールくらいの炎の玉ができそれが二人に飛んでくる。
美琴は後ろに下がり避けるが麻生はじっと動かず、炎が麻生にぶつかり爆発する。
だが、煙が晴れると麻生は傷一つなく立っている。
「ふむ、あの攻撃で無傷か・・・ならこれならどうだ?」
木山は右手の指を握りしめると道路の割れ目から麻生に向かって一直線に炎が噴き出す。
麻生はそれを横に移動する事でかわす。
「本当に能力を使えるのね。
それも「多重能力者」!」
「その呼称は適切ではないな。
私の能力は理論上不可能とされるアレとは方式が違う。
言うなれば「多才能力者」だ。」
「呼び方なんてどうでもいいわよ。
こっちがやる事に変わりはないんだから。」
美琴は木山の頭上に電撃を降らせるが木山に当たる直前、電撃が木山の身体を避けるかのように移動する。
「!?」
「どうした、複数の能力を同時に使う事は出来ないと踏んでいたのかね?」
その言葉と同時に木山の足元から円を描くように何かが広がり、麻生はそれにいち早く気づき後ろに下がる事でその円の領域から逃れる。
だが、美琴はそんなに身体能力は高くはなく(女性からすればかなり高い方だが)その円の領域に入った道路が一気に崩れる。
美琴は電磁力を使う事で、道路を支えているコンクリートの柱の中にある鉄筋に反応させ足が柱に張り付く。
一方、木山は風を操り衝撃なく地面に降り立ち美琴に視線を合わせる、と空中に水が現
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