第一話 転生
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うですね。……じゃあこれからが本番です。」
そう言って管理者は表情を先程までと変え、とても真面目な表情に変わる。
「では、あなたには魔法少女リリカルなのはの世界に転生してもらいます。なお、特典として3つまで願いを叶えて差し上げます」
そう言ってくる管理者ではあるが特に叶えたい願いはないような気がする……
「願いというか……確認なんだが転生したとしてデバイスとか魔力の素質とかはどうなるんだ?」
「デバイスはちゃんと渡しますよ。魔力の素質は……まぁ運ですが、魔力が無いということは無いですよ」
そんな事を言われると本当に願い事が無くなりそうなんだが……
そんな事を思っていたが、一つだけ願い事に近いことがあることに気付いた。
「ちなみに転生前の記憶は残りますよ」
と思ったがすぐにその願いは踏み潰された。転生前の記憶を残しておきたかったんだが……
「でも何故、そこまでして転生前の記憶を持っていたかったんですか? もしかして私との出会いを覚えていたかったとか? Σ(゚∀゚ノ)ノキャーどうしよう」
何故かいきなりピンクな妄想をし始める管理者。さっきまでの真面目な態度はどこに行ったんだよ……
というか何気にさっきから普通に心を読んできてるよね?
「はい、そうですよ? でも本当に何故、そこまでして記憶を持っていたかったんですか?」
「勝手に人の心を覗いていることにもっと罪悪感をもてよ……。理由は……転生した俺がもう二度とこんなバカみたいに馬鹿な事をしないように……か?」
自分でもよく解らないが多分そうなのだろう。もし、違ってもこの目の前の管理者なら俺の持ち合わせている本当の答えを見抜くだろう。
「悪いな、今は特に叶えたい願いは無い」
「そうですか。……なら叶えたい願いがあったら私を呼んでください。ある程度聞こえる場所にはいるので……」
そう言いながら管理者は俺にデバイスと思われる腕輪を渡してくる。
「これがあなたのデバイスです。名前は”セレネ”と言います」
確かギリシャ神話の月の女神もそんな名前だった気がする。
確か俺の記憶だとデバイスは英語で話していたような……。そう考えると英語の全く出来ない俺はどうすればいいのだろう……。
「デバイスの設定としてちゃんとあなたに理解できる言語に聞こえるようにしているので問題はないはずです。(本当はただ単に作者が英語が苦手なだけですが)」
なぜか、物凄くメタ的なことを言ったような気がするのは気のせいだろう。
「では、良い第二の人生を」
そんな事を言いながら、管理者は片手を頭上に上げる。
そうすると同時に俺の目の前に光る扉のような物が現れる。
「じゃあ、せいぜい第二の人生を楽しんで
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