暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十一話 記憶の日々の傍らで
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
彼と似通っている二つ名だから気に入っているらしい。
冗談ではない。悪魔というのも嫌だが、この女がそれを誇らしげにしていることがムカついた。だからバトルに発展してギルドが半壊してしまったのは仕方がないことなのよ。
それから月日は流れ、お互いルシアとエバと呼び合うようになった。依頼も今まであまり無理はできなかったがルシアと一緒に依頼にいけるようになり、大分楽になった。まぁ、それでもルシアと共に依頼に行きたがる人は多くその中でも私を含むある四人がよくルシアを誘う。
いつしか私達はルシア争奪戦を始めていた。もちろん正式にそんな名前で争っていたわけではないがお互いの心の中では皆がそう思っていることだろう。何せルシアは強く、何より良い男だ。お子様たちにはまだ早いだろうが、色っぽくみせるためにいろいろと服装やら髪型もルシア好みにしたつもりだ。最近の私を見るルシアの視線を見てるとその努力が実ったのを実感している……結構嬉しいものね。その他の男からのそんな視線は気持ち悪いけど。
そんなルシアが最近映画ラクリマというのに嵌ったらしい。ちゃんと妖精のキャラクターが出てくる作品を選んできてくれる辺り、優しいと思う。そんな時思いついたのが、二人掛けのソファーだ。たまにその映画ラクリマを見たさに他のギルドの人達が私とルシアの場所に椅子を持ってきて一緒に見ることがあったのだが、悪いけど二人きりの至福の時間を邪魔しないで欲しい。
それを阻止するために二人掛けのソファーをルシアと買いに行った。デートも出来るし一石二鳥ね。ルシアと腕を組みながら歩く町並みはいつもと違って見えた。目的の二人掛けのソファーもしっかり購入した。ルシア一人でお金を出そうとしていたが、二人で使う物なので私も半分払った。当たり前のことよね?それに私が欲しいって言ったのだから、半分も払ってくれたルシアに感謝よね。
そして今私はそのソファーで寝ている彼と寄り添いながら、敵意のある視線を感じてエルザとミラとカナに視線を返す。ただ睨み返すのではなく、余裕を持って優越感と幸せに浸りながらだが。やれやれ、女の戦いも大変ね。私は気持ち良さそうに寝ているルシアの頬に口付けをした。さて、睨みながら歩み寄ってくる女の子達との戦いはこれからね!
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ