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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十話 新たな仲間達とミラジェーンという女の子
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エルザとミラが戦闘していた時は素手で戦っていたからな。最近殴りあいをしてなかったので拳で語らうとしよう。もしものときは最近少しだけ使えるようになった特殊DBの五六式DBを使えばいいか。
けどあれは使った後身体中が痛くなるから嫌なんだけどな。ミラの様子を見るとありありと警戒していることが見て取れる。恐らく先ほどのDBせいだろう。魔力を使わず不可思議現象を起こしたんだからな。そりゃあ警戒の一つもするか。
「さて、ここなら少し暴れても問題ないだろ」
「……最初から全力で行くよ! 私は強くなくちゃいけないからねっ!」
一瞬にしてミラはサタンソウルにより姿を変え、溢れる闘志を放っている。凄いなこれは。向かい合って初めてその強さを正確に感じ取れた。なるほど、エルザと拮抗するわけだ……少しだけやる気が出た、かな。ポケットに手を入れたままだが。
地面が割れる音が聞えた瞬間、ミラは俺へと突撃してきた。その歳にしては有り得ない程の身体能力で迫り俺の腹部へ右ストレートが突き刺さった。咄嗟に腹部を鋼鉄に変え衝撃の瞬間後方に跳び威力を軽減した。
「さすがエルザが目標にする男なだけあるね。今の一瞬で後ろに飛んで威力を軽減するとは。それに異常に硬かった腹部にも何かしたね?」
「目標うんぬんは知らないが、今の一瞬でよくわかったな。さすがだ」
「その油断した顔をすぐに歪ませてあげるよ」
「油断? これは余裕というものだ。覚えておけ」
ミラはそのまま先程と同じよう突撃を駆け圧倒的なまでの連撃を俺に浴びせてくる。これが二年前の俺だったら容赦なくDBを連続で使用してる所だが、残念ながらラクサスとの戦闘の後きっちり反省を生かして身体の方も鍛え上げた。そうそう、やられるわけにはいかない……のだが。
思った以上にミラの身体能力が高い。そろそろ脚だけで攻撃を受けるのがきつくなってきた。というより、何発か良いのをくらってる。酔いのせいで少し気分も悪くなってきた。吐く前に決着つけるか。それにミラの心を折る必要がある。こいつは何か呪縛のように強さを求めているように感じる……気のせいかもしれないが。一度ミラから距離をとり、再び向かい合う形になった。
「酔ってなかったらもう少し戦闘を続けてもよかったが、さすがに気持ち悪くなってきた。そろそろ終わりにするぜ」
「はっ! そう簡単にやられるもんか!」
「だといいがな――特殊DB、五六式」
普通、上級、最上級、六星、そしてマザーDB(シンクレア)と段階があるのだが、特殊はその段階の枠の外に分類されている例外的存在のDBだ。この五六式は潜在能力のDB。人間の本来持つ潜在能力を限界まで引き出すことができる。
これは原作では使用者の体内にDBが埋め込まれており常人の2.5倍
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