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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0084話
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ない。

「加速・集中・努力」

 精神コマンド3つを平行使用し、クロノスのブースターを6割程使用して量産型ヒュッケバインMk-Uの後ろへと回り込む。

「グレイプニルの糸!」

 T-LINKシステムを通して、グレイプニルの糸を起動。そのまま量産型ヒュッケバインMk-Uを絡め取る。

「ファントムっ!」

 そしてその叫びと共に、四方八方から先程射出した10機のファントムがレーザーブレードを展開したまま敵機へと群がる。
 数秒後、機体の至る所をレーザーブレードで貫通され、斬り裂かれた量産型ヒュッケバインMk-Uはそのまま地上へと墜落していった。

「ま、慣らしとしてはこんなものか」

 その奇襲作戦は結局DC側の完勝で終わった。





「戻ったぞ」

 アースクレイドルへと戻り、作戦室に顔を出す。そこにはいつものようにレモンとヴィンデル、エキドナと珍しい事にウォーダンの姿もあった。

「お帰り。奇襲は成功ですってね。改修したグロウセイヴァーはどうだった?」
「まだ全開で試した訳じゃないから正確には言えないが、今の所は十分満足している。ランツェ・カノーネの使い勝手も上々だったし、頭部バルカン装置についても特に問題はなかった。それよりW16の方はどうだったんだ?」
「全機撃墜されたけど、改良点のヒントが得られたわ。それに、当初の目的通りハガネの足止めも出来たみたいだしね」

 確かに奇襲作戦の方はDC側の圧勝だったとは言え、もしあそこにハガネが来ていたら結果は変わっていたかもしれない。ハガネという艦は不可能を可能にするような雰囲気を持っているからな。パイロットにしても、現在の腕はともかく素質に関しては超一流が揃っているし。

「証拠の隠滅は万全なのだろうな?」
「それはもちろん。バン大佐がつけたお目付役さん達は彼らの正体に気づかなかったようだし、仮に向こうで何かあったとしても、W17が何とかするでしょうしね」

 レモンとヴィンデルの言っている証拠というのは、初期ロットの量産型Wに関してだろう。奴等は行動不能になった場合消去コードを使い、その命を絶つ。その為、量産型Wの情報が漏れる事はほぼ無いと言ってもいい。

「それで、次の段階に進みたいんだけど」
「W15を使うのか?」
「ええ。機体の調整もようやく終わったし、いつでも行けるわ」
「連邦とバンを黙らせるには好都合か」
「ターゲットは……そうね、狼さんで良いかしら?」

 こちらを見ながらレモンが尋ねてくる。
 狼さん、キョウスケ・ナンブか。

「……好きにしろ。だが、次の戦い、俺も出させて貰うが構わないな?」
「そうだな……次の戦闘もメインはDC側になる。情報を渡さない為に全力を出して貰っては困るが、それでも
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