スーパーロボット大戦OGs
0084話
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ロノスの下の部分で折り曲がっている砲身を展開。初めて使用する武器という事で、狙いは念の為にDC部隊がいない方向へと定める。そこにはDCの横腹を突くべくガーリオンとリオンが集団で移動していた。
「食らえ!」
ランツェ・カノーネの2本の砲身から、細長いビームが連続して発射される。この武器はビームの威力が高い事も特徴だが、それよりも優秀なのはその速射性能だ。考えてみても欲しい。ハルバート・ランチャーより強力な破壊力を持つビームが何発も途切れる事なく発射可能なのだ。攻撃を受ける方としてはたまったものではないだろう。面の攻撃に秀でているハルバート・ランチャーと、点の攻撃に秀でているランツェ・カノーネといった感じか。
実際、俺が狙っていたリオンとガーリオンの混成部隊も2本のランツェ・カノーネから発射されるビームの雨とでも呼ぶべき状況に、1分も持ちこたえる事が出来ずに全機撃墜してしまった。
ただ、欠点が無い訳ではない。本来この武器は弾数性の武器なのだが、レモンのカスタム化によりエネルギー消費性へと変更された。その影響でエネルギー消費量が凄い事になっているのだ。普通の機体ではその燃費の悪さを考えた場合、ランツェ・カノーネを装備しようとは思わないだろう。
もっとも、グロウセイヴァーに関して言えば永久機関ともいえる時流エンジンがある為にそのエネルギー消費量に関しても何とか対応出来ているのだが。
「アクセル大尉、助かった」
通信を送ってきたのは、開戦の演説をしたあのライノセラスの艦長だ。
バン大佐同様こちらの事を怪しんでいるのは分かっているが、礼を言うべき時にはきちんと言えるというのは潔くて好感を抱ける。
「何、気にするな。最初にも言ったが機体の慣らしを兼ねての事だ」
「……その機体、噂に聞くインビジブルマンに似ているのだが、どうなのかね?」
なるほど、さすがにDC所属だけあって異星人関係の事に関しては情報を集めているな。
このグロウセイヴァー、連邦で言うインビジブルマンに関して言えばエアロゲイター製の機体と考えられている為かその重要度は結構高い。その辺の連邦軍人では見る事が出来ないレベルなのだ。
現にアーチボルドの撤退支援の時にグロウセイヴァーを使用したが、インビジブルマンに関しては騒ぎにならなかった。
あるいは、上層部に報告したけどそれを誰かが隠蔽したか。
……ヴィンデルがグロウセイヴァーの事を広めるのを危険視して、イスルギ重工に手を回してグラスマン・グライエン辺りに隠蔽を依頼した、というのは穿ちすぎだろうか。
「さて、何を言っているのか分からないな。この機体はうちの部隊が独自に開発したものだが、何か疑問でも?」
「……いや、疑問はない。それよりもその調子で味方部隊の援護を頼む」
とて
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