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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十四話 第三の敵
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直にそう述べた。
「目的の為には手段を選ばないし」
「やはり」
「どんな汚いことだってするわよ。だから気をつけて」
「わかりました。やはりな」
「具体的には何をしてくるだろうな」
「そこまではわからん。だが用心するにこしたことはない」
「ここにも来るかな」
「おそらくな。それもそろそろだろう」
「そろそろか」
「そうだ。配置についておいた方がいいかもな」
「そうだな」
 大文字もそれに頷いた。
「ではすぐに配置につこう。いいな」
「了解」
 大文字の指令を受けてロンド=ベルはそれぞれの配置についた。そして敵を待つことにしたのである。そうするとすぐにシーラのグランガランから報告があがった。
「レーダーに反応です」
「来たか」
「ドンピシャってやつだな」
 ショウとトッドがそれを聞いて口々に言う。
「敵の数約百。魔装機です」
「バゴニアだな、絶対に」
「それ以外に何処があるニャ?」
「マサキ、幾ら何でもそれはボケだぜ」
「ええいうるせえ、御前等もささとハイ=ファミリアに入りやがれ!」
「やれやれ、人使いが荒いニャ」
「まあ猫なんだけどな」
 ブツブツ言いながらもクロとシロもファミリアに入る。そしてサイバスターはグランガランから発艦した。
「サイバスター、行くぜ!」
 他の魔装機やマシンも次々と出撃する。そしてシュメルの家を守る様に布陣したのであった。
「何だ、ありゃあ」
 ロンド=ベルを見たトーマスは思わず声をあげた。このバゴニア軍の指揮官は彼であったのだ。
「何時の間にあんな大軍がいやがったんだ」
「どうやらラングラン軍のようですが」
「そういえばあの魔装機はそうだな」
「おそらく我々の行動を察知して先に動いたようですが」
「参ったな。こりゃ先を越されたか」
「どうしますか、少佐」
「どうするってやるしかねえだろ」
 彼はニヤリと笑ってそう答えた。
「全機攻撃用意だ」
「了解」
「一気に蹴散らすぞ。そして剣聖シュメルを保護するんだ」
「保護、ですか」
「あまり深く考えるな。戦争ではよくあることだ」
 彼は今度はシニカルに笑ってそう述べた。
「言葉を代えるってことはな」
「わかりました。それでは」
「おう、行くぞ」
「ヘッ、やるつもりらしいな」
 マサキはバゴニア軍が攻撃態勢に入るのを見て不敵に笑った。
「そうでなくちゃ面白くねえ。どのみちバゴニアも敵だからな」
「マサキ、無茶は駄目よ」
「わかってるぜ。そういうテュッティもフォロー宜しくな」
「私は前線に出るわ。マサキが何するかわからないから」
「信用ないんだな、俺って」
「日頃の行いだニャ」
「そうそう、だからおいら達がいつも言ってるだろ」
「何かこういう時に言われるな、いつも」
「ほら、その
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