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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十三話 月の異変
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る。歳をとればな」
「ヤングにはわからない話ってやつですね」
「まあそうだな」
「ウッソにもわからねえか」
「何で僕に話を振るんですか」
「いや、ここで一番若いからな」
「女の子には一番不自由してねえみたいだけどな」
「ケーンさんまでそんな」
「こらこら二人共」
 そんな二人をライトが窘める。
「子供をからかっちゃいけないぜ」
「そういう御前はどうなんだよ」
「んっ、俺がどうした」
「ローズさんとだよ。進展あったのか?」
「残念ながら」
「そりゃどういうことだ?」
「ベン軍曹とお付き合いしているようで。まあ俺にはミレーヌちゃんがいるし」
「っていうかアイドルかよ」
「何か空しいな、おい」
 タップも話に入ってきた。いつもの面々である。
「まあ俺にはどうも大人のお付き合いってのは合わないみたいでね。それよりも年下の娘の方が」
「そんなもんかね」
「ミレーヌちゃんつってもここに来たらそんなに子供じゃないと思うけれどな」
「まあ来る筈がないから」
「バサラ君は来て欲しいけれどね」
「おおっ」
 意外なことにアヤが話に参戦してきた。
「彼みたいにワイルドなのがいたら面白いと思わないかしら」
「いや、ワイルドなら獣機戦隊がもういますけれど」
「藤原中尉達も格好いいけれど」
「おっ、コバヤシ大尉は見る目があるじゃねえか」
「おかげさまで」
 忍の言葉に頷いてみせる。
「藤原中尉みたいに破天荒なのでそれで歌も歌えるなんて人がいたらいいのだけれど」
「俺歌も歌えるぜ」
「そういうのじゃなくて」
「アヤさんが欲しいのは歌手なんですよね」
「御名答、恵子ちゃん」
「ファイアーボンバーって格好いいですから。あの熱気バサラの派手派手なヴォーカルがいいですよね」
「そうそう、あの歌い方ってついつい真似しちゃうのよね」
 アヤはかなり乗ってきた。
「俺の歌を聴けーーーーーーーって」
「私学校で真似してたんですよ」
「私はカラオケで。本当に病みつきになるわよね」
「はい!」
「ああした音楽って戦争に案外重要だし」
「そうなのか?」
 コウはそれを聞いて首を捻った。
「俺はあまり意識したことはないけれど」
「いえ、これが案外重要なのよ」
「ん、ニナ!?」
 違った。ミスティだった。
「残念だけど違うわ」
「あ、御免」
「コウ、私はこっちよ」
 見れば隣の席にいた。ふてくされた顔になっていた。
「何で間違えるのよ」
「いやあ、何か声が似ているから」
「よく言われるわ、それ。確かに似てるけれど」
「私もよ」
 ミスティもそれに同意した。
「マリーメイアちゃんにも似てるって言われたことがあるし」
「銀河の中央に行っちゃったカズミちゃんにもね。私達に声が似てる人って多いみたい
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